アイソトープ治療

平成20年にバセドウと診断、本当は小学生の頃から、微熱や原因不明の倦怠感などずっと続いておりました。
体がきつい、と内科に行ったところ、もしやと医師の直感から、偶然のバセドウ診断となりました。

これは、一度や二度の病院ではありません。
色々な病院を巡りに巡って
やっとたどり着いたという感じです。

それから、専門医を紹介してくださって
『メルカゾールという薬を飲めば3年で治ります』と言われました。

日本で一番有名な甲状腺の専門病院にも行きましたが、メルカゾールで、完治まではいきませんでした。

引っ越しなどで、専門医を転々しまして
現在の先生はもう4~5年になりますね。

メルカゾールで副作用がでることはありませんでしたが、安定と再発を繰り返し、3年過ぎたあたりから、アイソトープか手術かをすすめる先生が多くいらっしゃいました。
私は診断から現在の先生に診ていただくまでは、ずっと同じ主治医にかかることはありませんでしたので、色々な先生のお話が聞けました。
現在の先生は、毎回の診察の度にアイソトープをすすめてくださいました。
ただ、仕事が多忙であったり、放射線治療となるとなかなか踏ん切りがつかなくて、メルカゾールを忘れ忘れ飲みながら、たまに再発をしまして、3ヶ月で14キロ体重が落ちたこともありました。
その時は毎日、どれだけ脂っこい食事でも、甘いものとりすぎても、どんどん痩せていくんです、私、重大な病気かも、と毎日、不安でした。

ここ2年ほど数値は安定していますが、完治にはいたらないため、また、アイソトープの話を先生が話されます。
もう、耳にたこができるほど、毎度の話です。
『もう、9年だよ、薬を飲むのは長すぎる。
アイソトープで低下症にして、副作用が多いメルカゾールをやめて、チラーヂンに変えた方が安全だし、検査代や治療費が安くなる。
まあ、一生メルカゾールを飲むのもあなたの自由なんだけどね。』
私は実は毎度同じことばかり聞くのもしんどくなりまして、8月に覚悟を決め
昨日、アイソトープしてきました。

9月7日からヨード制限食開始
14日からメルカゾール服用中止
21日、アイソトープの量を決めるためのカプセルを病院にて服用
22日、投与量を決めるため甲状腺撮影
25日、アイソトープ 3カプセル、病院で服用
今日26日、アイソトープ服用後の甲状腺撮影

次回は明後日です。

まだ、今後どのようになるかはわかりませんが、現在までの感想です。

ヨード制限食はレトルトが通販で販売してあり、10日分購入しました。
美味しいと思いますが、5食で飽きて、たまに、自分でヨードを極力とらないように自炊してます。

カプセル服用も甲状腺撮影も正直、怖かったです。

服用後、人に接触できないのはけっこうつらいです。
私は、入院ではなく外来なのでできるだけ、他人から離れて行動してます。

アイソトープカプセルの副作用は今のところ、はっきりとはしませんが、軽い吐き気、食欲がない、喉が腫れた風邪に似たような症状があります。
もしかしたら、単なる風邪気味かもしれません。

総合的に、思ったほど、日常生活に支障はありません。
放射線量が微量とはいえ、エチケットとしても人に接触できないため、休職は必要です。

外来でのアイソトープ費用に関しては、食事制限もいれて、全てで10万円は予算しておいた方がいいかなと思います。

今までの感じだと、踏ん切りつけて良かったと思います。